パチプロとるねこ

2022年1月7日

パチプロと書いてみたもののパチプロになった覚えはありません。

打ち子になった事もなければパチンコ系ユーチューバーになった訳でもなく、もちろんパチンコで月ン百万を稼いだ訳でもありません。

ただのどこにでもいる善良なパチンカス、スロっカスでした。

自分ではそのつもりでしたが今回パチプロと恥ずかしながら書かせていただいたのは、3ヶ月前にとあるホールを出禁になったからです。

一応言っときますがゴト師ではありません。

プロ認定ということで出禁なのでそれじゃあパチプロと名乗らせて頂きます。

今回は出禁になった日の出来事を語ってこうと思います。

ちょっと愚痴になってしまうと思います。

2021年9月X X日

Xデーは知らないうちに近づいていた。

2021年9月某日。私はいつものように開店直後のマイホールにいました。

特に打ちたい台、狙いたい台も無く、適当に大海ブラックに座り会員カードを入れました。

貯玉があったので暗証番号を入力し打ち始めると間も無くして肩をたたかれました。

知り合いかなと振り返るとそこに立っていたのは副店長さんでした。

副店長「とるねこさん、いつもご来店ありがとうございます」

とるねこ「いーえ、こちらこそ」

副店長「ここ数ヶ月のとるねこさんのデータを見させて頂きました。大変お上手ですね」

とるねこ「そんな事ないっすよ」

副店長「そこで我々話し合いまして大変申し上げにくいのですが・・・」

とるねこ「・・・・・・」

副店長「出禁という判断をさせて頂きました」

とるねこ「・・・え?・・・・今?もう?」

副店長「はい、今です。貯玉、来店ポイントを全て交換させて頂きカードは没収させて頂きます」

上皿の玉が打ち終わるまで沈黙の二人。

異様な緊張感で間違っても当たるなよ、と思いましたが流石に199を引き当てることはありませんでした。

とるねこ「ゴト師と思われてないよね?」

副店長「とんでもございません!ただただお上手なだけです!」

なんか満更でもなくなり、嬉しいやら寂しいやら、ちょっとムカつくような複雑な気持ちになりました。

会員カードを抜き、カウンターへ向かうと副店長もピッタリマークしてました。

カウンターのお姉ちゃんは「全部交換ですか?」と聞いてきたのでバイトまでには通達されてなかったみたいです。これからはお尋ね者みたくコイツを店に入れちゃダメって言われたんだろうなぁ。

こうして貯玉5万8千円分の特殊景品と袋3つ分の来店ポイントで頂いた生活用品を両手に持ち、このホールを卒業となりました。

店を出る時まで副店長がお見送りしてくれたので最後に

とるねこ「ちなみにいつまで(出禁)?」

副店長「ずっとです」

とるねこ「ですよね」

これが私のこのホールでの最後の言葉となりました。

また今度出禁までの経緯も言えたらと思いますが今日はもう遅いのでこの辺で。

ご静聴有難う御座いました。