ビラ配りとるねこ
だんだんネタが厳しくなってきました。
「ビラ配り」はもはや職種ではありませんね。

しかし意外と単純そうに見えて奥が深いものかなと思い、思い出しながら書いてみたいと思います。
まず僕が経験したビラ配りは
①飲食店などで働いていて、暇な時販促活動としてのビラ配り
②派遣や日雇いで一日中配るビラ配り
の2パターンがありました。
①は暇な時間に店長などから指示されます。
大抵お店の前か最寄りの駅前で配ります。
もしくは配るフリして隠れます。

お店が忙しくなると電話で戻ってこいと帰店が許されます。
冬で寒かったりするとお客様をお店に案内しながらそのまましれっと戻ります。
大抵「あと1〜2組連れて来い」と言われ外に追い出されます。

②は派遣、日雇いで訳のわからん◯◯コンタクトだの◯◯サウナだののチラシを一日中配ります。
店自体当日初めて知るので、①に比べ愛着は無く、機械のように配ります。
ポケットティッシュだと結構貰ってくれますがただのチラシはなかなか貰ってくれません。
貰ってもらえない、この不思議な言葉の状態が長引くと心が折れ、自分は一体何をしているのだろう、何のために存在するのだろうと闇落ちするんでなるべくティッシュを配るようにしましょう。

ティッシュの人気は凄まじく、おばさまや花粉症持ちの方々はわざわざ近づいてまで持って行ってくれます。
勝手に段ボールから10個くらい持っていく強者もいました。
段々仕事に慣れてくると渡すタイミングや渡す角度、受け取ってくれそうな人を見抜く力、声の掛け方などのシックスセンスが備わってきます。
角度についてはやはり45度くらいがいいと思います。

腕がお互い窮屈な角度ではまず貰ってくれません。
野球のバッティングでいう差し込まれた状態ではビラ配りにおいてもヒットになりません。
数歩手前から避けて歩く人も外角に逃げていくスライダーのように空振りします。ボールになる球を追う必要はありません。
そんなこんなで色々考えてみたり、人間観察したりと時間を潰しますがやっぱり長時間続けると飽きます。
それでもくれぐれも適当なとこにビラを捨てちゃダメですからね。
マンションのゴミ箱とか、公園のゴミ箱とか。
すぐにチラシに書いてある電話番号に苦情がきて速攻でバレますから。
修行と思って心を無にし、淡々と配りましょう。
それでは今年もよろしくお願いいたします。

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