定食屋とるねこ
5、6年前の事です。2年間某有名定食屋チェーン店で働いておりました。
某有名定食屋チェーン店で皆さん何社思い浮かびますか?
◯◯屋か◯◯◯軒の2社しか僕は思い浮かびません。
そのどっちかです。

面接の時、「ちなみにうちの定食屋で食べたことある?」と聞かれ、
「はい、一度だけあります。自分で好きなだけおかわりできて嬉しかったです。」
と答えると、
「それ◯◯◯軒だね」
と割と冷たく突っ込まれました。
落ちたかと思いました。

無事面接も受かり働けれるようになったのですが面接の時ホールとキッチンどちらがやりたいかと聞かれていました。
僕は飲食店経験があったのでお店の状況を優先して頂いてどちらでもかまいません、と答えました。
とはいえキッチンになるだろーなーと思っていました。
飲食経験のある男性はキッチンに就くことが多いからです。
ところがいざ働いてみるとホールでした。
どちらでも良かったのですがなんでかなーと思って出勤初日を迎えると10分後には理由がわかりました。
キッチンスタッフは中国、韓国、ベトナム、スリランカ、ネパール、ミャンマーなどなど、そして僅かの日本という連合チームでした。

見た目和風なのに中はインターナショナル。ある意味多国籍料理屋です。
採用理由は経歴というより日本語で接客できるってだけでした。
昨今の飲食業事情が垣間見れました。
思いもよらずいろんな国の人たちと働くことになりましたが多少のコミュニケーションの難はあったもののみんなとても仕事が上手でした。
やる気のない日本人よりよっぽど頼りになります。
外国から来た彼らは日本に学びに、そして働きに来ているのでガッツがあります。
日本語が不完全な代わりに仕事の本質を掴みます。
なんかもう意識レベルでの働くことの考え方の違いに触れ、すぐに
疲れたー、眠いー、腹減ったー、帰りてー
と言う日本人(もちろん全員ではない)を見るとおじさん悲しくなっちゃいます。
日本の未来が心配です。

また僕からもコミュニケーションが取れるように各国の挨拶と数字と簡単な単語はメモして覚えるようにしました。
和風の定食屋でまさかのグローバル力を身につけることができました。

話しは変わりますが日本人の英語力が一番低いなーとも感じました。
みんな国は違くても英語でコミュニケーション取れるのに英検4級しかない僕は時に異国に来たような孤独感を感じていました。

英語もちゃんと勉強しとけば良かった・・

全然定食屋の話してませんが今日のところはこの辺で。
グッバイさよなら再見アディオスまた会う日までババババ、ヘイ!!
